醤油蔵

備忘録代わり　技術的なのとか旅行とか東方とか

上海ライブレポ（だいたい凋叶棕の話）

東方

soysource651.hatenablog.com

ということで本題のライブである。このブログ作ってから上海の話しかしてないな？
会場蒸し暑かったしひたすらノリと勢いでわーっと騒いだので割と記憶がぼんやりしている。
ほぼ凋叶棕だけどちょっとだけ他のサークルさんもあります。

入場まで

整理券配布

10時から整理券配布→番号順入場と聞いていたので、念の為9時45分頃に会場着。
すると既に長蛇の列ができている…！？中国のオタク、熱すぎる。
配布開始から30～40分で券を貰えた。だいたい400番ぐらい。えっそんなにおるん……？

謎の物販ラインナップ

ここで日本から来てた知り合いと一時合流。
セトリ予想で盛り上がっていると目の前で事前物販の準備が始まった。
（自分の事前セトリ予想はこちら→https://fusetter.com/tw/tMWbAQIg#all）

凋叶棕ブースは何が出るかな～と眺めていると、「望」「娶」「記」の3枚が出てきた。
このチョイスは何？予想が全部吹っ飛んで2人とも頭を抱える。
ともあれ入場まで2時間半ほどあるので、一時解散して再集合することにした。
自分は上の記事で書いた通り南京東路をぶらぶらして飯食ったりしてた。

さあ入場、というところで待ちぼうけ

13時45分から入場なので、それに合わせて会場へ戻る。
スタッフが整理券番号の看板を持っていた。なんと650～700の表示がある。人多！

と、15時開始のはずだったが、待っても待っても入場が始まらない。
列整理スタッフの頭っぽい人がなんかアナウンスしているが、中国語からっきしなので分からない。
仕方なくカス英語で前の人に聞くと、機材トラブルで入場が遅れているとのことだった。ありがとう名も知らぬ中国の東方オタク。みんな特に騒ぎもなく炎天下で待ってるの偉すぎる。

結局入場できたのは17時近くなってからだった。
入場用のQRコードを読み込み、開催記念のCDとカードを貰う。カードはクレカみたいな厚みでシリアルが箔押しされてるちゃんとしたやつ。
会場はかなり広いが東方オタクで埋め尽くされており、開幕前から既に盛り上がってる……ステージサイドでふも撮影会が行われている……

いざ本番

オープニング

幕が上がるとメインビジュアルがデカデカと映し出される。歓声とともに会場のボルテージが上がっていく…
オープニングアクトは今回のメインテーマだった。
（これ→https://www.youtube.com/watch?v=-HoIHmSy5x0）
中国のアレンジサークルボーカル陣が勢揃いした豪華コラボ曲である。MVもめちゃくちゃ気合入ってる。
日本で言うと森羅とか幽閉とか豚乙女とかが集まってる感じだと思う。すげえな……
ペンライトの所持率が体感8割以上で「中国のオタク仕上がってるな」と思った。

凋叶棕のターン

オープニングが終わると一旦暗転。誰が来るんだとざわつく観客。
凋叶棕のロゴが現れるとフロアからすごい歓声が上がった。人気やば
正直な話をすると全然心の準備ができてなくて心臓バクバクになってしまった。

祭符「神遊びの唄」


てっきりトリオ曲で始まるもんだと思っていたのでびっくり！
静かなAメロBメロに対してしっかり力強く歌い上げるサビ。これが音源！
あのめらみさんが目の前で歌っていることに感動……歌上手すぎる……
スクリーンにはなだ先生の絵がデカデカと映し出されているのも最高。

どうして…

「えっ？どうして…？」って言ってしまいました。
神遊びで上り切った会場のテンションをしっとり落ち着ける名采配。
いおさんの起用はソロで不可能な部分を敢行するためとは思いつかなんだ……
やっぱり静かな部分と強く歌う部分のメリハリがすごくてすごい
後のMCで知ったがいおさんはこれが初ステージらしい。嘘やん！
そしてスクリーンの霊夢さんが描き下ろしな気がする　なんてことだ

禁符「フォービドゥン・ゲーム」

なんと掲から2曲目。同アルバムから2つ起用はないと思っていた。
そして5年前のうた祭のリバイバル！やっぱりサビ後半の激しい高音が凄すぎ！
完璧に歌い上げるnayutaさんの歌唱力……何で歌えるんだろう……
難しいパートでばっちり決めた後の大歓声が気持ちいい。会場を埋め尽くす赤のペンライトが眩しい。

この辺りで全然3～4曲じゃ終わらなさそうなことに気づく。

嘔吐、又。

連続で激しい曲！ゴリゴリの低音で体が震えてやばい。
この曲も緩急のメリハリえげつないのにnayutaさんが完璧にこなしててすごい　すごいよ
すごいしか言うこと無くなってきたな
フロアの一体感も凄いことになってきた。コールもペンラも完璧である。
最低でも600人はいるしもちろん誰も示し合わせてないぞ。

nayutaさんはこの後さらにEastNewSound枠でも歌を披露しており、プロすげえ……となった。

rebellion -たいせつなもののために-

3Lさん来てるとは聞いてたけどさあ！まさか歌ってくださるとは思わないよなあ！
言わずと知れた初期凋叶棕秘封曲の傑作である。上海の秘封オタク聞いてるか？ライブでrebellionが出たぞ？
そして3Lさん、歌が上手すぎてひっくり返る！
この曲はやっぱりラスサビの盛り上がりが最高だけど、生で聞くとより一層効くものがある……

MoonJumper

めらみ＆いおのデュオ再び。ぴょんぴょん跳ねててかわいいやつ
全然目をつけてなかったけど、これめちゃくちゃライブ向きの曲で最高！
会場を埋め尽くす青と橙のペンライト！
サビに合わせて跳ねながら横に振るともうテンション爆上がりで色んなことがどうでもよくなる！
誰も何も言ってないのに自然と観客の動きが統一されるの、本当に訓練されたオタクって感じでめちゃくちゃ楽しかった……
MoonJumperは凋叶棕ライブ暫定最強曲となりましたので、皆様よろしくお願いします。

ところで間奏でメーデーメーデー言ってたような気がするので実は跳ね玉兎なのではないか…？

鳥よ


3回しかライブやってないのにサビの大合唱が既に定番と化している謎。
今回のnayutaさんパートでは一番聞き入るタイプの曲な気がします。
この曲はnayutaさんの感情たっぷりの歌声と光の演出が凄くて感情が溢れるんだ……
「鳥よ　鳥よ」の一体感も相まってすごいことになる。
次に日本でやる時はみんなもやるんだぞ　約束だぞ

童遊

三度登場のめらみ＆いおのデュオがラストを飾る。
物販の伏線が回収された！〆にふさわしい爽やかな曲でお別れです。改めて聞くと本当に良い曲だ……
ここまで来ると騒ぎすぎて疲労が結構来ていたので記憶が薄い。まだ1組目なのに
ああ～いいなあ…って思いながら水色ペンライトを振っていたのは覚えています。
めらみさんいおさん本当にありがとう……


「凋叶棕の3～4曲のために上海行くぞ！」と息巻いてたのに8曲もやってくれちゃって嬉しすぎる誤算。この後も10サークル以上あるのにペース配分を完全に間違って騒ぎまくってしまった。

他のサークルもね

Habanella（Mad Hatter Tea）

中国のサークルさん。正直なところ全然存じ上げなかった。
なんか二胡が出てきて生演奏しててこの時点ですごいのだが、それ以上にボーカルの方の歌が上手すぎる！
特に2曲目のHabanellaはオペラかと思うような声量で本当に凄かった……多分このライブで一番歌上手かったと思う……

不定形アバター/鉄塔（Water Color Melody.）

春例リリースのナチュラルを買っていたので気になっていたところ。
不定形アバターで赤青ペンライトを振ると大変楽しい。
PVがでっけえスクリーンに流れてて格好いい！


そして何と言っても鉄塔である。上海に鉄塔が立ったぞ！本当に！
BiliBiliでは「羊学」なるものがあるらしいので、中国のコアなファンも大満足だったんじゃないかな……

月齢11.3のキャンドルマジック（NJK Record）

3Lさん二回目。この日のためにセトリ全曲収録の新譜をご用意なさっていた。買えなかった。
何が凄いかというと月齢11.3のキャンドルマジックが超凄い。
パワフルな歌声に全く破綻しない超高音でフロア熱狂。
中央の椅子でどっかり座ってパフォーマンス決める3Lさんもめちゃくちゃ格好良かったな……

星を廻せ月より速く（TUMENECO）


定番の大トリである。みんなでぶんぶん廻します。
中国のオタクがサビをちゃんと日本語で歌える(なんで？)もんだからものすごいことになった。
「鳥よ」もそうだし、何ならこのライブ全部に当てはまるが、異国でも共通の言語があって同じことで騒げるのは本当に楽しいね……

終わりに

渡航準備やら台風やら色々大変だったけど、本当に行って良かったと思っている。
実は夏コミでRDさんにご挨拶したところ、「こんなライブは二度とないと思います」と言われていた。
事実そのような最高のライブパフォーマンスだったわけだが、そこはもう1度！日本で！お願いしますよ！

中国の東方オタクは色んなレポで熱量が凄いという話を聞いていたが、ここまで激アツだとは……
開始のディレイも相まって自分は最後までいられなかった（ちゃんと星は廻した）のだが、開幕から演者入れ替え時以外ノンストップ怒涛の6時間でめちゃくちゃ楽しかった。
機会があればまた参加したいと思う。本当にありがとうございました。