醤油蔵

備忘録代わり 技術的なのとか旅行とか東方とか

上海に行くので準備したことメモ(渡航前手続き編)

これがあるので上海へ行くことになった。
2024年夏時点では日本人が中国へ渡航するにはビザが必要なので、取得方法を備忘録として残しておく。これから取る人の参考になれば。

全てこの記事を書いている時点の情報なので注意。

パスポート取得

何はなくともパスポートである。
都道府県とか外務省のホームページに詳しく書いてあるのでそれに従って申請・取得する。

パスポート|東京都生活文化スポーツ局
パスポートの申請から受領まで(初めてパスポートを申請するとき等の例)|外務省

池袋のパスポートセンターで手続きした。新宿と有楽町よりは空いてるらしい。
外務省のサイトからWeb入力・PDF生成ができるので作って印刷していくと楽。
写真は証明写真機で撮った(1,000円)。書類チェックの窓口でカットして貼ってくれる。

期限切れの前に更新する場合は電子申請とかクレカ納付とかできるらしいが、今回は失効して1年ぐらい経っていたので普通に現金払い。

申請から受取まで約1週間かかるので早めにやりましょう。

 

航空券と宿の予約

ビザ申請に航空券とホテルの予約が必要らしいので取っておく。
気をつけたいのは、航空券予約の時にパスポートと同じ綴りで予約する必要があること。
間違っていると搭乗できないので、パスポートを取得してから予約するのをオススメする。

航空券はANA。ホテルは日本語が通じるらしいところをHISで予約した。朝食付き。
そこそこ高いが実質初海外なので保険である。合計14万ぐらい。
慣れている人なら中国の航空会社やLCCにして、宿を日本語非対応のところにすればかなり安くなると思う。

逆に個別で取るのが面倒くさい人は、楽天トラベルとかエクスペディアとかの航空券+ホテルプランを使えば一発で全部手配してくれる。

 

ビザ申請書類の準備

色々と書類がいる。検索すると解説サイトが山程出てくるが、最新情報じゃない場合もあるので要注意。
自分が申請する時に準備したのは以下のとおり。

  1. 申請書
  2. パスポート原本とコピー(顔写真のページ)
  3. 前のパスポートとコピー(顔写真のページと中国への渡航歴が分かるページ)
  4. 航空券のeチケットの写し
  5. ホテルのバウチャー(予約確認書)の写し
  6. 顔写真(原本・データ両方)

2・4・5は問題なく準備できるはず。
3は初パスポートとか紛失したとかの場合、宣誓書を書けば問題ないらしい。

1は東京在住の場合、下記のサイトで登録・入力してPDFを生成、印刷して署名すればOK。
住所地によって申請窓口が違うので、誰しもこれでいいというわけではない。

Chinese Visa Application Service Center

6の写真は規格にあってるかの審査がまあまあ厳しいらしい。上記の入力の時にも写真データが必要になる。
自分はカメラのキタムラで撮ってもらった。現物2枚とデータで合計3,000円ぐらい。店の混み具合にもよるが、店頭でお願いしてから写真の受取まで30分以内には終わると思われる。データはキタムラのサイトで会員登録してダウンロードする方式。

スマホ写真のコンビニプリントでNG食らうぐらいなら最初からプロに撮ってもらう方が結果的に安上がりだと思うが、ここは各々の判断で。

 

ビザ申請

いよいよ申請である。
東京のビザセンターは有明フロンティアビル12階にあり、平日の9時~16時しかやってない。
春節など中国の祝日に合わせて追加で休業したりする。要は役所の手続きと同じである。
他の用事もあったので、丸一日休暇にして申請しに行った。

手続きの流れはパスポートの申請と似ている。混み具合にもよるが、スムーズに進めば1時間程度で終わる。

  1. 書類が揃っているか形式的なチェック
  2. 番号札を受け取り、呼ばれるまで待つ
  3. 呼ばれたら書類を持っていき審査
  4. 料金を支払って完了

申請の部屋はかなり広く、最初のチェック窓口は6~7、審査窓口が15、支払窓口が2ある。
コピー機や証明写真機もあるが、混んでいるので事前に全部準備していったほうが無難。

最初のチェックは書類の不足とか署名の有無とか一番大事なところだけ見てる感じ。
番号呼び出しは「ポーン」と鳴ってモニターに番号が出るだけなので、ちゃんと見てないと普通に飛ばされる。案外サクサク進むので気をつけたい。

3の審査が一番大事なところ。規則に従って問題ないか確認しているっぽい。中国への渡航歴なんかも口頭で確認された。記載漏れや軽微な間違いは手書き修正するよう言われるので、指摘に従ってその場で書けばいい。

周りを見ていると、だいたい書類が足りないとか不備があるとかでNGを食らっている感じ。
ツアーじゃない個人旅行ならあんまりうるさいことは言われないような気がした。書類がきっちり揃っていて、申請書の記入項目を矛盾なく説明できれば問題なさそう。

審査で問題なければ新旧のパスポートを預け、料金支払い待ちの番号札とビザ受取証をもらう。通常申請の場合、申請日を含む4営業日後から受け取り可能になる。具体的な受取可能日は受取証に書いてある。追加料金で特急申請ができるらしい。

支払窓口から呼び出されたら、番号札とビザ受取証を渡し、現金もしくはクレジットカードで支払う。通常申請で7,750円。カードは普通に国内で使えるものならOK。
支払い後に受取証を返してもらい、その日の手続きは終わり。引換票は大きめのレシートみたいな感圧紙なので、無くさないよう注意したい。

 

ビザ受取

引換証に書いてある日以降、ビザセンターへ取りに行く。
申請書の入力サイトからステータス(申請前・審査中・受取可)を見ることもできる。

ビザ受取は専用の番号札(自分が行った時はD××××だった)を、入口の警備員から貰う。
警備員が離席している時もあるが、その際は申請最初のチェック窓口に言えばくれる。

申請窓口と受取窓口は別室。番号を呼ばれたら窓口に行き、番号札・引換証と交換にパスポートと領収書を受け取る。受取時に自分のもので間違いないか確認し、問題なければそれで終わり。

番号札を受け取った時は40人以上待ちだったが、サクサク進んで1時間以内に受け取れた。
審査や本人確認もないため、代理人が取りに来ても大丈夫そう。

 

かかったお金(交通費除く)

パスポート 約17,000円

写真:1,000円
戸籍謄本:300円
印刷代:100円ぐらい
発行手数料:16,000円

ビザ 約11,000円

写真:3,400円
印刷代:300円ぐらい
発行手数料:7,750円